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ドイツ、オーストリア、スイスの給与動向予測(2)近い将来さらに重視される報酬トレンド

キーンバウム

※(1)昇給は大幅に鈍化もボーナスは支給 からの続き

今回の調査結果、そしてさまざまな業界や企業規模の顧客と数多くの議論を重ねることにより、今後数か月および数年でさらに重視される可能性のあるトレンドが明らかになった。

事務職レベルと専門職レベルの間の賃金格差が再び拡大?

ドイツの約3社に1社は、コロナ禍の特異な状況を鑑みて時短労働を導入し、その際多くのポジションが削減されている。したがって、影響の大きいポジションでは、従業員市場が「雇用者市場」となってしまう可能性がある。これは、採用に関し企業が数多くの優秀な求職者の中から選ぶことが可能ということを意味する。これにより、当該ポジションの市場での報酬レベルが低くなる可能性もある。最初に影響を受けるのは事務職レベルと予想されるため、ハイポジションであるマネジャー層や引く手あまたの専門職ポジションと、事務職レベルの間の賃金格差が再び拡大することは否定できない。

フリンジベネフィットと労働条件が今後さらに重視される

適切な福利厚生パッケージは、最小限のリソース投下で高水準の評価を表現できる良い方法である。このことから、多くの企業は再び福利厚生と労働条件に重点を置く傾向にある。特にボーナスの支払いが少ない年には、各種ベネフィットが従業員のつなぎ止めにポジティブに作用する可能性がある。コストが実際に低く抑えられるように、現在、既存のパッケージが厳しく見直されている。従業員の好みと希望を分析し、取り込むことで、企業は最適な費用対効果で企業文化やブランドに合ったベネフィットは何かを見つけ出し、提供することが可能になる。

給与の透明性がこれまでにないほど重要なファクターに

現在の状況では、社内で優秀な人材や優秀なタレント-いわゆるハイパフォーマーとハイポテンシャル-を企業につなぎとめておくことが重要である。多くの企業にとって、(わずかな)リソースを適材適所へ配置する方法が課題となる。さらに、キーンバウムが昨年発表した給与の透明性に関するトレンド調査が示すように、報酬に関する問題に対するさらなる透明化を希望する声が高まっている。調査対象の従業員の71%が、従業員の賃金と給与についての透明化を雇用主に期待している。ゆえに、明確に定義されたルールを示すことが推奨される。これにより、適材適所の昇給とボーナス支払いが可能になり、同時にそれが他者に納得できるものとなる。

価値ある最新のパフォーマンス管理システムへの投資

2020年は、多くの企業で従来の報酬および業績管理システムの限界が示された。多くのシステムは1年間のパフォーマンス期間に基づいており、通常、その期間途中の調整は行われない。その結果、多くの目標設定システムは、昨年半ばまでにインセンティブ効果を失っている。この場合、業績管理システムが報酬システムにリンクされているかどうかは、特に重要ではない。より現代的なパフォーマンス管理システムを下記に挙げよう。汎用性のあるパフォーマンスの定義、パフォーマンス測定を目的としたスタッフ会議の開催、OKR、フィードフォワード、その他パフォーマンスの確認を目的とした各種形式、スポットアワード、パフォーマンス報酬としての金銭以外でのインセンティブや承認などである。これらのより近代的なパフォーマンス管理システムは、特別な状況でも柔軟かつ目的に沿った機能を持ち、市場のトレンドとなっている。

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